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怨霊になった天皇

怨霊になった天皇 (小学館文庫)怨霊になった天皇 (小学館文庫)
(2011/12/06)
竹田 恒泰

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見るからにオドロオドロしい感じの本なので、2009年の単行本刊行から気にはなっていたけれど、

買って家に置いておいて祟られたら怖いよ~~\(◎o◎)/

と、図書館に置かれるのを待ちわびていたところ、

ようやく地元の図書館で貸出をはじめたのでさっそく借りてみました。

ところがところが読み終えてみると、オドロオドロしいどころか、なんだか爽快感でいっぱい

単なる怨霊について語った本かと思いきや、

古来の日本の怨霊から、現在の国際問題へとつながっていったのには目からウロコでした。

NHK大河ドラマ「平清盛」の時代の天皇、『崇徳天皇』を主に取り上げています。

たまたま、このドラマを見ていてこの崇徳天皇が気になっていたところに、この本を読めるタイミングが来たことに自分でもとってもびっくり

タイトルはホラー本っぽいですが、この本は歴史の裏舞台を描いたもの。

学校で習う歴史は表向きのキレイな部分だけですが、

表があれば裏がある。

というわけで、著者は「裏から見た天皇の日本史」を描くことを試みたそうです。

今は文明が発達し、目に見えない世界というのを受け入れることのできない人ばかりの世の中ですが、

日本人は古来、目に見えなくても神々の存在を信じ、

政治を動かす権力者を筆頭にそういう世界と密接に関わってきました。

で、その権力者の世界は、「トップになるためになら殺してしまえホトトギス」と言わんばかりの、

落とし落とされのドロドロの世界。

兄弟間で殺し合うなんて当たりまえ。

怨霊になってしまう天皇というのは、そういった兄弟げんかなどで天皇の地位を引きずりおろされて恨みを持って亡くなり、

その後、引きずりおろすことに関与した人たちがピンポイントで不幸に見舞われる。

そんなことが続けざまに起こり、生きている人間が「あの天皇が呪っているんだ!」と、怨霊の存在を作り上げていったそう。

ただ、天皇を排除した側が、その天皇が亡くなったあとに鎮魂に明け暮れるといった矛盾というのも、

日本独特なのだそう。

外国では、まず抹殺したらそれで終わり。

怨霊という存在が生まれ、その後は怨霊の予防(恨みを持って死ぬ人間をださないこと)をすることが、

本来の日本の姿だった。そこから和の文化が築かれていったのではないかと著者は説いています。

今だに世界各国で繰り返される戦争の原因は宗教や経済で、

特にアラブ世界での宗教戦争は元を正せば兄弟げんか。

この兄弟げんかを解消するには、和の文化を日本が世界に発信しなくてはならないと締めくくっています。

見えない世界をちょっとだけ感じとってしまう私にとっては、

崇徳天皇の霊が祇園の女将に降りてきたお話が最後の方にちょこっと書かれているのですが、

それがなかなか興味深かったです。

800年以上「怨霊」としておそれられた崇徳天皇が今一番伝えたいことは

「死すとも怨み残してはならぬぞよ(人を恨んで死んだらいけない)」

恨みからは何も生まれないんですよね。

だから、人を恨んではいけない。

私はあまり人のいやな面を見ない、いや、あえて見ない方ですが、

なんだかとても心に響きましたo(^-^)o

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